描く。ということ
2011年のはじめ
ふと、そして強烈に
「絵が描きたい!!」という衝動がおきました
絵なんて描いたことないのに
どうしたものか。と途方にくれるように
でも衝動が強くてどうにもならない
いま思い返せば
なんの知識も技術も持たないのに
描きたい、描きたい!!って
気が狂いそうでした
パステルシャインアートに出会い
なんとか描く方法をひとつ手に入れて
とんとんとインストラクターにまでなり
毎日毎日パステルを描き
インストラクターとして
なんとかお仕事にならないかしら?と思っていました。
運良く、出会いに恵まれ
インストラクターとしての活動がスタートして。。。
でも、、、
なんか違う
わたしが描きたいものはなんなんだろう?
わたしが伝えたいことはなんなんだろう?
それにはあまりに技術がなさすぎる
それにはあまりに知識がなさすぎる
と、何年も藪の中をさまよっていました
いま現在
パステルやアクリル絵具をつかって
にじみ絵を描いています
いま現在
描きたいものは ありません
お伝えできることも ありません
じゃ、どうして描いてるの?
どうして描きたいの?と問われれば
「わたしの本当の音を鳴らしていたいから」
描きたい、描きたい!!と一心だった時に
知識も技術もない
何かを語れる体験も悟りもないわたしを
なんてダメな!と
惨めにおもう弱い自分に出会って
そんな
とことんに弱い自分を見つめ続けるうちに
本当の音が鳴り出したように思います
もう誰かの何かを求め教えを乞う時代は終わり
みんながそれぞれの音を鳴らしたいと
こつんこつん
まだまだ慣れないわたしは
違和感を鳴らしてるかもしれません
描く。ということは
そんな音をひとつひとつすくいとって
YES!とうなずきながら
眺めて受け入れてあげて
空に返すような
そうやって
自分の音を鳴らしながら
自分を知っていくこと
自分を表してゆくこと
最終的には
日常茶飯事がアートになり
絵を描きたい!から卒業することが目標
かな?!